2017年11月の景気ウォッチャー調査|国内景気の動向は?
- Inspirreed
- 2017年12月10日
- 読了時間: 3分

2017年11月の景気ウォッチャー調査|国内景気の動向は?
内閣府が2017年12月8日(金)に発表した『2017年11月の景気ウォッチャー調査(Economy Watchers Survey)』によると、街角の景況感を示す現状判断DI(季節調整値・3カ月前と比較しての景気の現状を調査)は、前月比+2.9 ポイントの 55.1 と3カ月連続のプラスとなりました。今回の調査では最も低い北海道でも50.6(前回49.2)となるなど、全国12の地域で50の節目を超えました。これは消費税率を、現在の8%に引き上げる前の2014年3月以来の高水準となっています。

家計動向関連DIでは、住宅関連が前月比-3.3ポイントの51.5と低下したものの飲食関連等が前月比+7.8ポイントの51.6と大幅に上昇したことから全体的に上昇しています。企業動向関連DIは、製造業が前月比-0.7ポイントの55.4と低下、非製造業は前月比かわらずの56.6となったことから低下しています。雇用関連DIについては前月比+2.5ポイントの62.8と上昇しました。

(出所)内閣府
スポンサード
地域別DIの推移(季節調整値)
北海道 49.2 (10月) ⇒ 50.6(11月)
東北 52.1 (10月) ⇒ 52.2(11月)
北関東 49.4 (10月) ⇒ 54.8(11月)
南関東 53.5 (10月) ⇒ 55.6(11月)
甲信越 48.4 (10月) ⇒ 54.4(11月)
東海 52.3 (10月) ⇒ 56.3(11月)
北陸 51.0 (10月) ⇒ 53.0(11月)
近畿 53.5 (10月) ⇒ 55.7(11月)
中国 50.7 (10月) ⇒ 54.4(11月)
四国 52.2 (10月) ⇒ 55.4(11月)
九州 52.4 (10月) ⇒ 56.0(11月)
沖縄 58.9 (10月) ⇒ 62.4(11月)

(出所)内閣府
2~3カ月先の景況感を示す、先行き判断DI(季節調整値)は、前月比- 1.1 ポイントの 53.8 となりました。雇用関連DIは上昇したものの、家計動向関連DI及び企業動向関連DI は低下しました。


(出所)内閣府
スポンサード
内閣府がまとめた2017年11月調査結果としては、『緩やかに景気は回復している。先行きについては、人手不足やコストの上昇に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる』としています。
Keyword
景気ウォッチャー調査とは
内閣府が、家計動向、企業動向、雇用等、代表的な経済活動項目の動向を敏感に反映する現象を観察 できる業種の適当な職種の中から選定した(小売店の店員やタクシーの運転手などで働く人たち)2,050人余りに景気の実感が3カ月前と比べてどうなっていると思うかを聞く調査。指数が50を超えると景気は上向いていると判断されます
スポンサード
書籍紹介(Amazon)
「ゴールデン・サイクル(黄金循環)」とは、短期、中期、長期、超長期の4つの景気循環のベクトルがすべて上向きになる状況を言います。本書は、長く続いた低成長とデフレによって現状を決して抜け出せない、構造的で宿命的な状況であると認識しつつあった多くの日本人の諦めの気持ちに対して挑戦しもっと明るい将来が待ち受けていることを示そうとするものです。仕事の空き時間や通勤時間などに読んでみてはいかがでしょうか。
関連記事:外貨預金を簡単に理解しよう ←をクリック
関連記事一覧:サイトマップ ←をクリック
ネット銀行(ネットバンク)一覧
外貨預金 簡単に理解しよう
分散投資とは
投資信託 簡単に理解しよう
データでみる投資信託とは
ETF 簡単に理解しよう
J-REIT 簡単に理解しよう
ビットコイン 簡単に理解しよう
ビットコイン・ニュース
日本経済が世界に及ぼす影響
成長するブラジル経済
プロの取引手法(株式編)とは
投資家離れ加速のヘッジファンド
サラリーマン で億稼げるか?
運用スタイルを考える (株式編)
原油価格と市場の動向
短期売買とは
ブログ記事一覧:ブログ ←をクリック

Comments