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CFDを徹底検証|世界中の金融資産に投資できるCFDの魅力とは


CFDを徹底検証|世界中の金融資産に投資できるCFDの魅力とは

CFDを徹底検証|世界中の金融資産に投資できるCFDの魅力とは

目次

1. CFDの基礎知識

2. レバレッジと証拠金

3. 取引所CFDとは?

4. CFD(店頭)の対象アセットクラス(会社別)

5. CFD(店頭)取扱会社の分析

6. 取引時間が圧倒的にながい

7. 信託保全はどうなっているのか

8. CFD取引のリスク(必ず理解しましょう)

9. ロスカットルールを理解しよう

10. 証券会社から提供されるメールサービスを活用

 

■ CFDの基礎知識

今流行りの「CFD」を金融のプロフェッショナルが徹底検証します。ほんとうに初心者の方にオススメの資産運用商品なのでしょうか。

CFD(Contract for difference)取引とは、店頭デリバティブ取引の一種で少額の証拠金を預託し有価証券や有価証券指数などを対象資産・指数として取引する差金決済取引のことで、1998年にイギリスで株の売買ごとに払う印紙税の対応として機関投資家向けに開発されたのが始まりの金融商品です。

差金決済取引を詳しく説明すると、売買の際の差額(約定価格と決済価格の差)を目的とする取引で金融商品の受渡はない取引のことです。FX(外国為替証拠金取引)取引は取引の対象アセットクラスが「為替」のみですが、CFD取引の場合は世界中の「株価指数」・「個別株」・「商品」・「債券」などのアセットクラスを対象に取引できる点が利点といえます。

『CFD取引は売りと買い両方から取引が始められます』

簡単に説明しますと、買い持ちのポジション(=ロングポジション)の場合は、価格が上昇したら上昇分の利益を享受し、価格が下落したら下落分が損失ということになります。売り持ちのポジション(=ショートポジション)の場合は、逆に、価格が下落したら下落分の利益を享受し、価格が上昇したら上昇分が損失ということになります。CFDでは、売りからも取引を始めることができますので、相場の下落局面でも利益を上げることができます。

 

■ ロングポジション戦略 ⇒ 安い価格で買って高値で売る

(ポイント)買建ての時より価格が上昇すれば利益となる

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■ ショートポジション戦略 ⇒ 高い価格で売って安値で買い戻す

(ポイント)売建ての時より価格が下落すれば利益となる

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『売りから入る場合は配当落ち日にご注意を!』

配当の権利付き最終日の終了時点で、ロング(買い)のポジションを保有する投資家は配当を受け取る事が出来ますが、逆にショート(売り)のポジションを保有する投資家は配当相当額を支払うことになります(無配の場合には配当相当額が発生しないことがある)。「くりっく株365(取引所CFD)」の、DAX®については配当込み指数のため配当相当額の授受はありません。配当スケジュールに関しては、投資前に把握しておく必要があります。

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「くりっく株365(取引所CFD)」

<日経225権利付き最終日(配当)カレンダー>

  • 2017/12/26(火)

  • 2018/01/26(金)

  • 2018/02/23(金)

  • 2018/03/27(火)

(注)日経225の2018年3月までの配当カレンダー(その他銘柄については東京金融取引所のホームページでご確認ください)

 

■ レバレッジと証拠金

CFDでは、FX(外国為替証拠金取引)やビットコインのレバレッジ取引と同様に担保として証拠金を預けることにより、取引したい金額を全額用意することなくレバレッジを効かせて大きな金額を取引することができます。

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CFDはFX、株式信用取引や株価指数先物取引といった保証金を担保にレバレッジが可能な金融商品と同様の仕組みで作られている商品といえます。大きくリターンを狙いたい投資家にとっては魅力的な商品といえますが、リスクも大きいため損切りの目線を持っておくことが非常に重要であり、投資資金の全額を振り向けるなどのリスキーな行為はすべきではないでしょう。

Keyword

レバレッジ(Leverage)取引

取引したい金額を全額用意することなく証拠金を入れてレバレッジを効かせて大きな金額を取引することができる。自己資金(元本)のリターンを高める効果を期待し取引すること。大きなリターンが狙える半面、リスク(損失)も大きくなる

 

■ 取引所CFDとは?

店頭CFDとは別に「くりっく株365(取引所CFD)」と呼ばれる取引所における株価指数証拠金取引(CFD)があります。市場を介さずに店頭CFD業者の提示する取引価格で取引する店頭CFD取引は、証券会社と投資家の売買を付け合わせる相対取引ですが、東京金融取引所に上場された「くりっく株365」は、複数の金融機関がマーケットメイカーとなり、それぞれ独自の取引価格を取引所に提示し取引所がその中から投資家にとって最も有利となる価格を自動抽出して取引価格を提示するマーケットメイク方式を採用しています。

Point:「くりっく株365」は、複数のマーケットメイカーから提示された最も安い売却価格と最も高い買い取り価格を自動的に抽出して投資家に提示しています。投資家の買い注文はマーケットメイカーの最も安い売却価格で、売り注文はマーケットメイカーの最も高い買い取り価格でそれぞれ約定します。マーケットメイク方式により、『売り』と『買い』の価格差(スプレッド)の狭い取引価格で投資家は売買できます。

「くりっく株365」のメリット

  • 投資家にとってより透明性の高い価格での取引

「くりっく株365」のデメリット

  • 取り扱い銘柄数が店頭CFDと比較して圧倒的に少ない

◆「くりっく株365(取引所CFD)」は口座数・証拠金残高が増加中

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東京金融取引所によると、2017年10月末時点の取引所CFD(くりっく株365)の口座数は12万2318口座で証拠金残高は593億円となっています。店頭CFDの2017年9月末時点と比較しますと、口座数は店頭CFDより約4万3000口座少ないものの、証拠金残高は約3.26倍となっています。取り扱い商品数は店頭CFDと比較して圧倒的に少ないといえますが、取引所取引である安心感がサポート要因となっています。

◆「くりっく株365(取引所CFD)」取り扱い商品一覧(株価指数4銘柄のみ)

日本を代表する225銘柄を対象とする株価指数

米国を代表する優良企業30銘柄で構成された株価指数

ドイツのフランクフルト証券取引所に上場する株式銘柄のうち、時価総額の上位30銘柄で構成された株価指数

英国のロンドン証券取引所に上場する株式銘柄のうち、FTSEの時価総額及び流動性基準を満たした上位100銘柄で構成された株価指数

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■ CFD(店頭)の対象アセットクラス(会社別)

下記金融機関以外でもCFDの取り扱いはあります。また、CFDには『店頭CFD』とは別に上場CFDと呼ばれる、取引所に上場されている『くりっく株365(CFD)』(東京金融取引所が運営)があります。取扱銘柄は4銘柄となっています(日経225・NYダウ・DAX・FTSE100)。個別株CFD・商品CFD・債券CFDなどの取り扱いはありません。

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■ CFD(店頭)取扱会社の分析

株式会社DMM.com証券

株式会社DMM.com(非上場)のグループ企業 設立:2006年12月 資本金:98億円 カバー先: SAXO BANK A/S・トレイダーズ証券株式会社

会社概要:

ゲームコンテンツ制作からVRシアターまで幅広く手掛ける株式会社DMM.comのグループ企業である株式会社DMM.com証券。ビートたけしが広告に出演したことで世間の認知度が上がり大学生の希望就職先100社に選ばれたこともあります。多角化が進みグループの2016年度売上高は1823億円(2017年2月が年度末)と前年比25%伸びています。DMM全体の登録ユーザー数は2,700万人を突破しています(2017年6月時点)。2009年に経営難の株式会社SVC證券を買収し約100億円規模の資本を増強し個人向けネットFX取引プラットホームを構築しています。2010年3月にCFDビジネスをスタートさせて、2012年10月には外為ジャパンのCFD事業を承継し統合しています。

CFD取扱銘柄:7銘柄

■日本225種株価指数(円建て)

■ダウ工業株30種平均(ドル建て)

■ナスダック100指数(ドル建て)

■SPX500株価指数 (ドル建て)

■金 (ドル建て)

■銀 (ドル建て)

■原油 (ドル建て)

 

▼GMOクリック証券株式会社

GMOインターネット株式会社(東証一部上場 9449)のグループ企業 設立:2005年10月 資本金:43億4,666万3,925円

会社概要:

2005年10月にGMOインターネット証券株式会社(2011年4.月にGMOクリック証券株式会社に商号変更)として会社が設立されています。2010年4月にCFD取引サービス開始しています。2012年10月には関東財務局長が法令違反が認められたとして(「金融商品取引業等に係る電子情報処理組織の管理が十分でないと認められる状況」に該当)、行政処分(業務改善命令)を受けています。行政処分によって取引や資産等に影響を及ぼす事象には至っていません。2013年度の年間店頭CFD売買代金で国内第1位となっています。

CFD取扱銘柄:137銘柄

■商品(24銘柄)

■株価指数(31銘柄)

■個別株(82銘柄)

 

英国ロンドンにヘッドクォーターを構える金融オンライン取引サービスプロバイダー、IGグループの日本法人。IGグループが培ってきたノウハウ、情報力を生かして、日本の顧客にFX(外国為替証拠金取引)、CFD(個別株式、株価指数、債券先物、商品ほか)、バイナリ―オプションなどの金融商品を提供。

会社概要:

設立年月日:2002年12月3日

代表者:代表取締役社長・CEO パトリック・マクゴナグル (Patrick McGonagle)

資本金:4億円

従業員数:23名(2017年12月1日現在) 

※グループ全体では1500名以上(2017年5月現在)

所在地 〒105-7110 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター10階

事業内容:

■インターネット上で行うCFD/FX/バイナリーオプション取引に関する業務

■CFD/FX/バイナリーオプションの売買業務

■CFD/FX/バイナリーオプション売買に関する情報提供サービス

【IGグループの特徴】

◆ロンドン証券取引所に上場する優良企業、強固な財務基盤を誇る

◆世界15カ国でオフィスを展開。18万人以上もの顧客が利用

◆収益ベースではCFD世界トップクラス

【IG証券CFDの特徴】

◆CFD取扱銘柄数は約10,000種類以上

◆イギリスIG Groupは、CFD(FXを除く)のリテール・部門で2年連続売上世界No.1(2010年10月IG証券調べ)

 

▼東岳証券株式会社

住所:〒100-6030 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビル30F

代表者( 代表取締役):犬嶋 隆

設立:2004年6月

事業内容:金融商品取引業及びその付帯関連業務

資本金:4億9800万円

資本準備金:3億円

商品CFDにて業界最古・最長レベルの実績。ネットから世界の商品市場で取引できる環境を2007年4月に金融庁の兼業承認を得て業界内でいち早く提供を開始。

取り扱い銘柄

・証券CFD 6銘柄

◆米国工業 30 株価指数先物CFD

◆米国E-mini SPX500株価指数先物CFD

◆米国 NDAQ100 株価指数先物CFD

◆イギリス 100 株価指数先物CFD

◆SGX 日本 225 株価指数先物CFD

◆香港 50 株価指数先物CFD

・月間変動率

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・商品CFD 7銘柄

◆原油先物CFD

◆小麦先物CFD

◆スポット銀CFD

◆コーン先物CFD

◆銅先物CFD

◆スポット金CFD

・月間変動率

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■2017年11月CFD売買代金ランキング

(GMOクリック証券経由の取引のみ)

総合ランキングでは、『日本225』が首位、続いて『原油』、『米国30』、『米国NQ100』、『金スポット』がランクインしています。バラエティCFDランキングでは『米国VI』が首位、

外国株CFDランキングでは『アリババ』が首位とっています。

■CFD取引全銘柄の売買代金ランキング

1位 日本225

2位 原油

3位 米国30

4位 米国NQ100

5位 金スポット

6位 香港H

7位 ドイツ30

8位 米国S500

9位 大豆

10位 上海A50

■バラエティCFDの売買代金ランキング

1位 米国VI

2位 米国VIブル2倍ETF

3位 天然ガスブル3倍ETN

4位 天然ガスベア3倍ETN

5位 金ブル3倍ETF

6位 金ベア3倍ETF

7位 米国30ブル3倍ETF

8位 ブラジルETF

9位 原油ベア2倍ETF

10位 韓国ETF

※バラエティCFDランキングには、ETF(株価指数連動型)を参照原資産とする株価指数CFDが含まれる

■外国株CFDの売買代金ランキング

1位 アリババ

2位 テンセント・ホールディングス

3位 コンチ・セメント

4位 Amazon

5位 Apple

6位 テスラ

7位 ピンアン・インシュアランス

8位 Alphabet(旧Google)

9位 ネットフリックス

10位 マイクロソフト

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■取引時間が圧倒的にながい

日本の株式投資では日中の取引時間は平日(土日・祝日を除く)の朝9:00~11:30(前場取引)から12:30~15:00(後場取引)となっています。1998年の証券取引法改正によりPTS(私設取引システム)の開設が可能になり夜間取引を行うネット証券が増えたことにより夜中でも取引できるようになりましたが、流動性は低く適正なプライスで取引できない場合があります。

しかし、CFDはほぼ24時間取引が出来ます。また、ドル建て商品をメインに扱っており、欧米で取引が盛んな商品、欧米株や欧米株価指数などは日本時間の夕方から明け方までのほうが流動性が増し日中でも先物などは活発に取引されています。

ちなみに、米国の個別株取引が行われるNY株式市場(日本時間の23:30~6:00:サマータイム期間中は22:30~5:00)では、前場取引・後場取引という概念が存在しません。

日中取引できないサラリーマンにとっては好都合かもしれませんが、深夜まで取引するなどして日常生活に影響がでないようにすべきでしょう。

*詳細については各社ホームページにてご確認ください。

 

■ 信託保全はどうなっているのかしら

CFD取引では、顧客から預かった証拠金(評価損益・スワップポイントを含む)は各証券会社が日証金信託銀行株式会社(証券金融会社の最大手である日本証券金融株式会社の100%子会社)と信託契約を締結しており、証拠金を信託口座で分別管理しています。運営会社が破綻した場合には、受益者代理人を通じて顧客に返還されます。

分別管理していても管理が十分になされずに破綻した場合には、証拠金が返ってこない場合がありますが、利用する証券会社が日本投資者保護基金に加入している場合には、1人あたり1000万円まで日本投資者保護基金より補償されます。

など

Point: 返還される金額は顧客のCFD取引の評価損益を反映した金額となりますので、ポジションを持っていた場合には、ある時点で強制的に反対売買されるリスクがあるということは認識しておく必要があります。また、分別管理していても管理が十分になされずに破綻した場合には、お金が返ってこない場合があります(他には顧客資産を分別管理するまでに生じる一時的な時間差等により、返還すべき分別金が不足する場合など)。建前上、分別管理しているといっても実際にはなされていない場合もありますので、利用する会社の資本金や内部管理体制をチェックすることも重要といえます。これはFXやビットコインの会社にも言える事です。すべての運用資金をひとつの証券会社のみで資産運用することは避けるか、一社あたり1000万円までの運用とするのも手段です。

 

■ CFD取引のリスク(必ず理解しましょう)

(元本割れのリスク)

相場の急な変動によりロスカットレートから乖離して約定する場合などは損失額が証拠金の額を上回る元本割れのリスクがあります。CFD取引は元本保証ではないということを十分理解しましょう。

(取引価格リスク)

相場が急変した際なはスプレッド(売値と買値に価格差)が想定以上にワイド(拡がる)リスクがあります(ASK/BIDが通常以上にワイドになる)。この場合適正な水準で売却することが出来なくなります

(価格変動リスク)

マーケットは常に価格が変動しています(土日・祝日を除く)。価格の変動は各国の経済、社会情勢等により変動します。また、取引時間中での急激な変動や、前日引値と翌日初値が大きく乖離する場合があります。CFD取引は、デリバディブの対象となるアセットの価格変動によりCFD取引価格が変動しますので、ポジションと反対方向に価格が変動することにより損失が生じるリスクがあります。

(レバレッジによるリスク)

CFD取引はレバレッジ効果により少額の証拠金で何倍もの大きな金額の取引が可能になります。このため、証拠金を超える大きな損失を被る可能性があります。

(限月交代リスク)

先物取引とは異なり株価指数CFDは取引期限がなく取引できますが、カバー先の商品は先物ですので、運用している先物の限月交代の際には価格差の調整が行なわれ調整コストが発生する場合があります。また、外貨建て株価指数CFDは価格調整は日本円でなされる場合もあり、円換算する際に為替リスクが発生する場合があります。この調整方法は各運営会社によって異なりますので各社のホームページなどで確認すべきでしょう。

(追加証拠金制度及びマージンカットにおけるリスク)

毎営業日の証拠金維持率判定時刻において、証拠金維持率が100%を下回った場合には新規未約定注文及び出金予約が全て取消処理されます。追加証拠金発生となった場合には口座に入金するか保有建玉の決済により、追加証拠金を解消しない限り未決済ポジションが反対売買により強制決済(マージンカット)されるリスクがあります。このようなリスクを抑えるためにもレバレッジはかけすぎないことをお勧めします。

(運用先リスク)

対象商品が外貨建ての場合は海外市場で運用されており、日本が祝日の場合でも取引されている場合があります。これらのタイミングで重要な経済指標の発表・要人発言・重要なイベントがトリガーとなり価格が大きく変動するリスクがあります。

(流動性リスク)

市場間の間隙(取引がされない時間をまたぐ場合)では極端に流動性が低下し、レートの提示や新規・決済注文取引が困難となり、注文が執行されるまでに時間を要する場合や指定レートよりも不利なレートで約定する可能性(スリッページの発生)など、流動性の低下により意図していない損失を被ることがあります。

(金利変動リスク)

各国の金融政策やデフォルトリスクなどによる金利情勢を反映した市場金利の変化によって、スワップポイントの受取が支払いに逆転するリスクがあります(各国の金利差逆転)。為替・債券ディラーやエコノミストとは異なり各国の金利状況(overnight rate)を常に把握しておく事は非常に大変です。投資商品の投資先を選定する際は十分なマーケット情報を確保できるのかを確認しておくことが必要といえます。

(信用リスク ≪店頭CFD≫ )

店頭CFD取引は顧客と証券会社との相対取引であり、取引所取引(くりっく株365取引所CFD)ではありません。このため、各証券会社の信用状況やカバー先の信用状況等によっては顧客が損失を被る可能性があります。経営危機などの場合はカバー先の会社(証券会社など)が信用リスクを考慮しカバー取引できなくなり取引停止に追い込まれる場合があります。

 

 

■ ロスカットルールを理解しよう

『ロスカットルールを理解しないでCFDを始めてはいけません』

ロスカットルールとは保有しているポジションが一定の水準以上に損失を被った場合に損失の拡大を防ぐため、ポジションを強制的に決済されることです。CFD取引では相場の状況によっては大きな損失を被るばかりか、預託された証拠金すべて、さらには追加の証拠金を支払わなくてはならなくなります。その場合、損失額がある一定の水準に達した時点で強制的にポジションすべてを決済するロスカット ルールが採用されます。原則としては最低限の資金は確保する目的があります。ただし、ロスカットルールがあっても相場急変などによっては証拠金以上の損失が発生する場合があります。

また、毎営業日マーケットクローズ後の証拠金維持率判定において、証拠金維持率が100%を下回っていた場合には追加証拠金が発生する場合があります。追加証拠金が発生した場合には、期日までに追加証拠金額以上の入金もしくはポジション決済による追加証拠金額の解消が必要となります。解消期限までに追加証拠金額の解消がされない場合は、保有しているポジションがマージンカット(強制決済)されます。

詳しい追加証拠金制度とロスカットについては各社ホームページにてご確認ください。

 

■ 証券会社から提供されるメールサービスを活用

海外の株価指数CFDや個別株CFDなどを取引する場合には、それぞれのマーケット情報や価格情報を把握しておく必要があります。特に価格情報は、売り買いのタイミングを探している方にとっては非常に重要といえます。各証券会社は『価格情報』、『経済指標発表予定スケジュール(指標発表の前には市場予想を提供)』、『発表後の指標結果』を教えてくれるサービスを提供しています。これらのマーケット情報を活用しCFDを取引することにより運用成績向上につながります。サービスは口座を開設していれば無料で受けられる場合がほとんどで、取引開始前のシミュレーションとして活用することもできます。

各社サービス

◆ 価格情報(ターゲットメール)

◆ 指標アラートメール

 

■ まとめ

『CFDは決して初心者向けの商品ではありません。商品をよく理解しないで初めてはいけません』

CFD取引では証拠金をもとに、レバレッジを効かせた取引が可能であるため、大きな利益を得る可能性がある半面、証拠金を超える多額の損失を被るリスク(他にも様々なリスク)があります。気をつけるべき点もたくさんありますが、それでもなお、CFDは使い方によっては非常に有用な金融商品だと思います。少なくとも勉強してみる価値はあると思います。興味の有る方はまずCFDの基本とリスクから勉強を始めてみてください!そして、取引を始める際には、証券会社からリスクの説明を受け、契約締結前交付書面や説明書等をよく読んで理解し、自己の資力、取引経験および取引目的等に照らして適切であると判断する場合にのみ取引を行いましょう。

『CFD取引はハイリスク・ハイリターンの取引』であり可能な限り低レバレッジで取引することが重要です。

 

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